理事長挨拶

染色補正しみぬき組合理事長の福田です。
私達は主に着物のしみ抜きや修復を手掛ける職人の集まりです。

しみ抜き業者の始まりとされるエピソードがあります。
縁側に干した着物に鶯が糞を落とし、その糞を洗い落としたところ付着していた墨の汚れも一緒に取れたとのことです。 この偶然から墨の汚れは鶯の糞で抜ける事が解りました。

現在では鶯の糞の成分から酵素が蛋白質に作用する事が解り薬品として酵素を用いてシミ抜きを行っております。 薬品は日々開発され、シミの多様化に対する研究も行われております。

福田昭
東京都染色補正しみぬき組合
理事長 福田 昭三

シミを抜いた跡、染色が抜けた場合に部分的な染めを直す事を染色補正と呼びます。しみ抜きと染色補正の技術により、修復が不可能と思われる着物も直す事が出来る様になりました。当組合には数多くの国家検定保持者が参加しております。
また、中央能力開発協会の技能グランプリに参加・協力すると共に技術向上と着物業界の発展に力を入れております。

着物のしみ抜き等でお困りの際は私達染色補正組合員のもとへ御相談頂きますようご案内申し上げますと共に、今後ともより一層技術向上を目指し着物業界の発展に寄与していく所存で有ります。
今後とも東京都染色補正しみぬき組合をよろしくお願いいたします。

東京都染色補正しみぬき組合理事長
福田 昭三

東京組合の歴史

江戸時代より約三百年の間、伝え続けられている染色補正業の技術があります。現在のような、石油系の溶剤、化学薬品や洗剤等が無い時代に、先人の知恵で自然の中から色々な物を利用、応用して染み抜きを行なっていたようです。
昭和四十二年、当時の労働省より染色補正業と命名され、昭和四十七年より、一級二級技能検定試験が新設されました。その後、昭和五十年全国染色補正連合会が結成されました。昭和五十七年第一回技能グランプリより、毎回一級技能士が多数参加して、現在に至っています。

東京組合概要

組合名
東京都染色補正しみぬき組合
所在地
〒103-0007 東京都中央区日本橋浜町2-49-7
設立年月日
昭和40年9月1日

沿革

1940.07.14
創立総会開催
1940.07.30
東京都知事認可
1940.09.01
東京都しみ抜技術工業協同組合登記
1941.05.02
東京都、組合共同開催しみ抜き技術講習会10日間
1944.10.01
政令第258号職業訓練職種として染色補正科決定
1945.04.01
東京都染色補正高等職業訓練校開校
1946.11.08
臨時総会にて国家技能検定実施を決定
1946.12.27
労働大臣により染色補正技科技能検定職種指定
1947.01.21
労働大臣により中央職業訓練審議会専門調査員に当組合から9名任命
1948.02.28
第1回国家検定術技試験実施
1948.06.15
東京都染色補正工業協同組合に改称
1949.08.04
全国染色補正連合会設立準備会開催(浜松)
1950.04.27
第2回全国染色補正連合会設立準備会開催(京都)
1950.06.16
組合創立10周年記念式典開催
全国染色補正工業連合会創立式典開催
1950.07.06
三地区青年部研修会開催(金沢)
1950.12.05
第1回青年部部会開催
1952.11.09
伝統文化と染織美の祭典へ参加
1953.02.21
新宿区染色文化展へ参加
1953.09.23
青年部全国総会開催(片山津)
1953.11.14
第2回伝統文化と染織美の祭典へ参加
1954.01.19
新宿区染色文化展へ参加
1955.06.22
第4回全国染色補正工業連合会開催
1955.11.11
第3回伝統文化と染織美の祭典へ参加
1956.01.19
新宿区染色文化展へ参加
1957.01.28
第1回技能グランプリ大会開催(東京国際貿易センター)
1957.07.07
第5回全国染色補正工業連合会開催
1958.02.16
第2回技能グランプリ大会開催(東京国際貿易センター)
1959.02.03
新宿区染色文化展へ参加